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直嶋岳史 / 竹田大純 / ユタカワサキ / 竹内光輝 / 古池寿浩 / 川口貴大 / 戸塚泰雄
Septet

cover art

CD、レーベル:Meenna、CD番号:meenna-333、2007年7月発売。

直嶋岳史 (ミキシング・ボード)、竹田大純 (ギター)、ユタカワサキ (ギター)、竹内光輝 (フルート)、古池寿浩 (トロンボーン)、川口貴大 (リモデルド・カウンター)、戸塚泰雄 (コンプレッサー) による生楽器と電気 / 電子楽器混交の集団即興演奏。7人もいながら、徹頭徹尾、微音と無音に終始し、音楽に対峙する彼らの強固な意志を感じさせる意欲作。2006年9月のスタジオ録音、2曲収録。

「このCDは録音スタジオでの即興演奏が記録されている。7人が7人とも非常に小さい音で演奏している。恐らく彼等はライヴ演奏でも同じようにするだろう。どれくらい "小さい" のかと言えば、演奏されたほとんどの音が演奏行為に付随して表れる身体の動きによる音、例えば楽器を触る音や衣服の擦れ等より小さいのである。密閉された録音スタジオであるのに微かに侵入した周辺環境の暗騒音が演奏にかぶって聴こえるほどである。まるでどこかの事務作業の様子をこっそり録音したかのような、何が行われているのか不明瞭極まりない演奏。音はすれども、それが意図的な発音なのか否か、もしかしたら演奏した当人たちにも正確には判らないのではないだろうか。まったくもって奇妙な記録である。この演奏はそれが行われた場所を浮き彫りにする類のものではない。音の小ささあるいは聴こえ難さに焦点が当てられている。小さい音は物理的にも心理的にも余韻がない。発せられた音に残響が起こるほどのエネルギーがないこと、観客の記憶に残りにくいゆえの印象の薄さである。これが小さい音のユニーク性である。ならばそれを音楽あるいは演奏の要素としてクローズアップしてみようということなのだろう。これは間違っても繊細な聴取に収斂させようとする音楽ではない。ぶっきらぼうに残されたままの暗騒音がこれを否定している。しかし面白いことに聴いていくと徐々に演奏のさまが見えてくる。私たちは即興演奏の新鮮な姿にゆっくりと焦点を合わせることになる」(角田俊也ライナーノートより)

mp3 excerpt 1: track 1
mp3 excerpt 2: track 1
mp3 excerpt 3: track 2

価格:2000 円


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