Ftarri / Meenna

赤間涼子 / 石川高 / Bruno Duplant

2 Compositions

meenna -990
CD
限定500部
2016年7月31日発売
価格 1,500 円 + 税
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  1. a proposal - four (27:00)
  2. i.take (27:00)

    mp3 excerpt: track 1
    mp3 excerpt: track 2

赤間涼子:エレクトロニクス
石川高:笙
Bruno Duplant:コントラバス、エレクトロニクス


ブルーノとは2013年に彼のレーベル Rhizome-s より出版された『Presque Rien』に参加してから3年間、様々な共作を実現してきました。ブルーノさんと直接会った人は少なく、私もいつもネット上でのやりとりで楽曲に取り組む方法を取っています。そんなバーチャルな作品作りに暫し限界を感じていた時、今回の共作の話がありました。正直悩んでいたところ、石川高さんが、「楽譜を中心にして、架空の空間でともに演奏する感じで録音するのはとても面白いと思います。ぜひやってみたいです」とメールをくれました。それで、彼の言う "3人の架空の空間" を思い描きながら楽曲を制作しました。

"proposal_four" はシリーズ物です。現在_sevenまで書かれており、提案・拒絶・受諾を一式の "演奏の可能性" として捉えています。美術家のソル・ルウィットが自身の作品を何でもなく "構成" と捉え、幾何学的パターンを多様に配置し、形構成の可能性や連続性から生まれる醍醐味みたいなのを面白がる感覚を基盤にしています。各 proposal の楽曲はそれぞれ特定のアーティストに書いていて、作曲の半分は受け取っていただける方々に個人的に問いかけるように、文字や図を提供しています。

"i.take" はこの3人組のために書きました。もともと邦楽に興味があり長唄などをかじっていまして、何か笙の特徴を取り入れた作品に取り組みたく仕上げた楽曲です。微分音の掛け合いや正弦波と生楽器の縺れ合いなどが、とても悠長にそして優雅に展開されました。文字や形の楽譜はコンセプトではなく、パフォーマンスを構成する材料なのだと実感させてもらいました。

思えば、最初に連絡を取り合ったのは2014年の7月。2年間の月日が流れ、幸せにも出版が実現しました。素晴らしいアートワークを提供してくれたジャンソンさんを含めて、この作品は今、カルテットなのかもしれません。

赤間涼子


赤間涼子 (Ryoko Akama) は英国在住のサウンド・アーティスト / 作曲家 / 演奏家。近年の活躍ぶりは目を見張るものがあり、英国や日本はもとより世界各地で精力的に活動し、またここ数年、彼女の作曲作品や演奏のリリースも相次いでいる。石川高は雅楽で使用される楽器「笙」の演奏家であり、雅楽の世界で活躍する一方、即興音楽シーンでも確固たる地歩を築いている逸材。ブルーノ・デュプラン (Bruno Duplant) は特に2010年以降、独特の作風で広く知られるフランスの音楽家。赤間とデュプランは2013年から共同作業を続け、これまでに数枚のCD、CD-R作 品を生んできた。このふたりの共同作業の新たな成果(今回は石川高を加えて)が、本アルバム『2 Compositions』。テキストと図からなる楽譜を使った赤間の作曲作品2曲を、3人が演奏している。赤間はエレクトロニクス、石川は笙、デュプランはコントラバスとエレクトロニクスを使用し、「間」を多く取り込み簡潔で優雅な赤間作品の魅力を、存分に引き出している。


Last updated: July 29, 2016

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