Ftarri / Improvised Music from Japan

中村としまる

Side Guitar

cover art (outside)

CD
Improvised Music from Japan, IMJ-513
2003年12月発売
価格 2,000 円 + 税
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  1. 1st Rhythm Guitar (14:25)
  2. 2nd Rhythm Guitar (23:38)
  3. 3rd Rhythm Guitar (9:59)

    mp3 excerpt: track 1

中村としまる:Fender Telecaster、Gibson ES-125

中村としまるはミキサーを楽器として使用する即興演奏家で、外部音源を入力せずミキサー内部のフィードバックをコントロールして演奏するという特異な演奏スタイル (彼自身はこの楽器をノーインプット・ミキシング・ボード [no-input mixing board] と称している) での活動をメインとしている。国内外で精力的にライヴ演奏をおこない、特に欧米で非常に高い人気と評価を得るに至っている。しかし、中村は元々、ギター奏者だった。そんな彼が満を持して制作したソロ・ギター・アルバムが本作。タイトルの「サイド・ギター」は、1960〜70年代の日本でのグループ・サウンズ全盛期に、リズムを担当した二人目のギターの呼び名から来ている。当時のサイド・ギターに憧れを抱いていた中村の、これはオマージュでもある。とはいえ、このアルバム・タイトルや「リズム・ギター」という曲目に惑わされてはいけない。ここに収められた演奏 (2003年録音の全3曲) は、やはりノーインプット・ミキシング・ボードでの演奏で聴かれる中村らしい、フィードバックを主体にしたシンプルでアブストラクトなサウンドだ。30年前サイド・ギターに憧れていた自分を思い出して、嬉々としてやりたいようにサウンドを構築している中村の姿が、音の向こうで目に見えるようだ。

cover art (inside)


Last updated: April 22, 2020

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