Ftarri / Meenna

mizutama / 中田粥 / 米子匡司 / 竹下勇馬

The Ftarri Night

CD
meenna-969
限定200部
2020年7月12日発売
価格 1,500 円 + 税
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  1. The Ftarri Night, Part 1 (25:40)
  2. The Ftarri Night, Part 2 (32:14)
    mp3 excerpt: track 1
    mp3 excerpt: track 2

mizutama:snap circuits
中田粥:bug synthesizer
米子匡司:flashlight, sprinkler
竹下勇馬:electro-bass (2)


事の発端は、2018年12月30日、東京の Ftarri でのコンサート。この日、エレクトロベースと称する改造ベースギター奏者、竹下勇馬主催により、大阪在住のアーティストである mizutama、米子匡司、中田粥の3人が東京在住の音楽家と共演。この演奏がすばらしく、Ftarri 店主は即座に翌年夏、同じメンバーによる再演を決定する。こうして、2019年8月11日、mizutama (snap circuits) と中村としまる (no-input mixing board) のデュオ、米子匡司 (flashlight, sprinkler) と高岡大祐 (tuba) のデュオ、中田粥 (bug synthesizer)、広瀬淳二 (SSI-4)、竹下勇馬 (electro-bass) のトリオの即興演奏3セットのコンサートが Ftarri で開催され、3セットすべてを完全収録したCD『See You at Ftarri』が、2020年2月に Meenna レーベルより発売となった。

実は、大阪勢の3人はその翌日、2019年8月12日にも Ftarri で演奏している。この日は、この3人と主催者の竹下勇馬のみの出演で、大阪の3人による2セットと竹下を加えた4人による1セットの計3セット構成。mizutama、米子匡司、中田粥の3人は、演奏や展示など大阪での活発な活動を通し、実験 / 即興音楽やサウンド・アートの世界で既に確固たる地歩を築いている。Ftarri での演奏は、まさにその実力を存分に発揮する内容となった。本アルバムには、この8月12日のトリオ演奏1曲 (25分) とカルテットによる1曲 (32分) の2曲を収録。竹下を含む4人それぞれが独特の楽器、演奏装置を用いて繰り出すいくつもの音が、緩やかに聞こえたり、組み合わさって大きな塊になったり、音空間が自由に膨らんだり縮んだりする。即興演奏の醍醐味を存分に味わわせてくれる逸品。


Last updated: July 4, 2020

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